8月にデビュー、半蔵門線の新型車両を公開
バリアフリーに配慮、川崎市内の東京メトロ車両基地で
東京メトロはこのほど、半蔵門線の新型車両「18000系」を川崎市内の車両基地で報道陣に公開した。8月から営業運転を順次開始し、2025年度までに19編成190両を投入する。
同社によると、半蔵門線では03年の「08系」導入以来の新型車両。旧型の直線的なデザインを切れ長のヘッドライトで踏襲し、スタイリッシュさと親しみやすさを兼ね備える。車内は床と座面、つり革に、同線のラインカラーの紫を濃淡織り交ぜて配色した。
従来は2両のみにあったフリースペースを全車両に設置。ドア開口部の段差を一部なくすなど、車いすやベビーカーの利用者に配慮した。座席には日比谷線などで採用されている抗菌・抗ウイルス加工の布を用いており、新型コロナウイルス感染防止が期待される。
荻野智久設計課長は「省エネ設計など、先進的な技術をふんだんに取り入れた。安全と高品質のサービスを届ける使命を果たしてほしい」と話した。