湖面に新緑を映し出す「水没林」が見頃を迎える


山形県飯豊町の白川ダムで、5月中旬までの期間限定

湖面に新緑を映し出す「水没林」が見頃を迎える

1カ月間だけ現れる白川湖の水没林=4日午後、山形県飯豊町(時事)

 山形県飯豊町の白川ダムで、木々が満水となったダム湖から生えているかのような風景を楽しめる「水没林」が見頃を迎えている。

 雪解け水が流れ込む4月中旬から5月中旬までの期間限定の風物詩で、大型連休中は水面に映る美しい景色を目当てに多くの観光客が訪れた。

 水没林は飯豊山からの雪解け水でダム湖の水位が上がり、ヤナギの群生林が水に漬かることで姿を現す。一方、同月中旬以降になると、ダムの放水量が増えて水没林は消失していく。期間中はカヌーによる水没林周遊ツアーなどが楽しめる。