THAAD配備、韓国の選択肢


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 THAAD(サード=終末高高度防衛)ミサイルは弾道ミサイル防衛(BMD)のカギである。高度40㌔以下で弾道ミサイルを迎撃するパトリオットミサイル(PAC)はいわば“低高度防衛ミサイル”であり、サードミサイルはより高高度(40㌔~150㌔)で終末段階の弾道サイルを迎撃できる最新MDシステムだ。

 1991年の湾岸戦争で、パトリオットミサイルがイラクのスカッドミサイルを完璧に迎撃できなかった教訓からサードミサイルが生まれた。サードミサイルが高高度で敵の弾道ミサイル迎撃に失敗しても、低高度でPACが迎撃する効果的な二重のミサイル防衛網が整う。


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