世界はジャングルの秩序 中東の父子鷹はどうする
山田 寛 2016/1/14 山田寛の国際レーダー [会員向け]
1991年1月17日、米軍などが、クウェート侵攻中のイラクへの空爆を開始、湾岸戦争が始まった。ブッシュ(父)米大統領は、「侵攻は絶対許せない。今や新世界秩序が進行しているのだ」と強調した。東西冷戦が終結しそうな中、中東の無法退治で新世界秩序ができる、と考えたのだろう。
戦争は43日で決着し、翌92年に政治学者F・フクヤマが論文「歴史の終わり」で、「強権国家は崩壊。イデオロギー論争は決着した」と結論した。
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