弁護士会と共産党 改憲論を封印する偏向
日弁連の憲法シンポ
日本の法曹界の左偏向が問題になっている。日本弁護士連合会はじめ各弁護士会が左に偏っていては、国民が安心して法律相談を受けることができない。偏向には何らかの対策が求められる。
日弁連や東京弁護士会などの本部がある霞ヶ関の弁護士会館には、公道に面した掲示板に、「平成29年度 憲法記念行事シンポジウム 戦後を支えてきたものは? 憲法施行70年目の立憲主義 5月27日(土) 弁護士会館2階講堂クレオ 主催 日本弁護士連合会 東京弁護士会 第一東京弁護士会 第二東京弁護士会」のポスターがある。パネリストは上野千鶴子氏らで、「日本の戦後を支えてきた憲法が、何を守り何をめざしてきたのか、いまどのような危機に直面しているのか」と記されている。
少し前は、日本弁護士連合会主催のイベントである「問われる憲法の危機」というポスターが掲示されていた。その他、左翼のポスターも掲示されたりする。また、会館内の書店には、『緊急事態条項のために憲法を変えるのか <対論>小林節×永井幸寿』(かもがわ出版)、『未来ダイアリー もしも、自民党改憲草案が実現したら』(内山宙著・金曜日)などの書籍が並ぶ。憲法改正派の書籍は売られていない。
日本共産党関係の裁判に取り組む代々木総合法律事務所の1階受付とその周辺には、日本共産党演説会のチラシ(5月18日 なかのZERO大ホール 弁士 志位和夫 浦野さとみ)や「JCP plan 日本共産党の提案」などが置いてある。
日本共産党が各都道府県選挙管理委員会に提出していて、誰でもネットなどで閲覧することができる政治資金収支報告書によると、関東圏で平成27年に日本共産党に寄付をした弁護士の数は以下である。実に多くの弁護士が日本共産党に寄付している。(注・複数の組織に寄付している弁護士あり)
多い共産党への寄付
(△は都県委員会、◎は地区委員会、敬称は略す)
△東京(前回4月22日付に69人掲載)◎板橋・阿部哲二◎品川・田島浩◎新宿・大久保佐和子、中川重徳、柳沢尚武、平山知子、南惟孝、宮本智◎南多摩・窪田之喜、黒澤計男、松尾文彦◎杉並・大崎潤一、長澤彰◎世田谷・坂本修◎練馬・上薗江博之、土肥恵美子、野口景子、種田和敏、菊池紘、猿田暁生◎八王子・尾林芳匡◎中野・清水洋二、林治、宮本智、森賀幹夫、八坂玄功、山田大輔、弓中忠昭、渡部照子◎千代田・神田輝人、小林容子
△神奈川・藤田温久、宮田学、中村宏、増本一彦、川又昭、高橋宏、根岸義道、大川隆司、小口千恵子、畑山穣、高橋由美、浅川壽一、森卓爾◎県央・三竹厚行◎横浜中央・井上啓◎横浜北東・小口克巳◎三浦半島・一木剛太郎、根岸義道◎川崎北部・柳澤尚武◎川崎南部・篠原義仁、西村隆雄、藤田温久、三嶋健、山下芳織、小野通子、川岸卓哉
△埼玉・大久保賢一、金子直樹、国吉真弘、佐々木新一、高木太郎、永塚友啓、南雲芳夫、柳重雄、山口陸◎さいたま市・青木努、石川智士、伊須慎一郎、大塚信雄、長田淳、梶山敏雄、金子直樹、久保田和志、近藤里沙、高木太郎、竪十萌子、谷川生子、難波幸一、野本夏生、牧野丘、増田悠作、松苗弘幸、宮西陽子、山口隆
△千葉・大槻厚志、中丸素明、瑞慶山茂、後藤裕造、守川幸男、白井幸男、藤野善夫◎東葛・林治
△群馬・吉村駿一、赤石あゆ子、斉藤匠、野上恭道◎東毛・小林勝、斉藤匠
△茨城・丸山幸司、谷萩陽一、戸張順平
弁護士に共産党支持者が多いために、弁護士の投票で会長を選挙する弁護士会に影響が及んでいる。
良識ある国民は、弁護士会の左偏向を、恐れずに批判していかなければならない。