「西果ての防人」への思いを歌に
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)
「まぶしく広がる空
美しいこの島を
守ってくれる人よ
強いだけじゃない
優しい笑顔がいい
僕たちの夢と希望
叶えてくれる防人よ
日本の西の果ての島
風にちぎれた雲が輝く
日本の最後の夕日を
君とともに見たい…」
「西果ての防人」という曲の一節だ。弊紙が提供する動画サイト「パトリオットTV」のキャスターで政治評論家の田村重信氏がこのほど、自身の動画サイトにこの曲をアップした。
歌手としての顔を持ち、憲法改正のイメージソングなど複数のCDを出している田村氏。「日本の最西端の島・沖縄県与那国島の美しい大自然と、平和を守るために働いている方々への賛歌」と説明している。田村氏の旧知の音楽プロデューサー、坂本裕介氏が作詞作曲を担当した。
動画は与那国島の自然、海、空、記念碑などの映像が流れ、最後は陸上自衛隊与那国駐屯地の部隊章(エンブレム)が映し出される。曲を歌う田村氏が逆光で暗くなっている感じの演出もどこかシュールだ。
海底遺跡の映像も流れる。2016年に田村氏と与那国島を一緒に視察した際、海底遺跡の見学ツアーに参加した時の思い出が蘇ってきた。
与那国島に自衛隊が配備されたのはその1年前の2015年だ。視察した際、与那国島の自衛隊配備状況について説明してくれた糸数健一氏(当時は町議会議長)が8月8日、町長選に当選した。
保革両陣営から幅広く票を集めたが、自衛隊誘致推進派の急先鋒だ。歌詞にあるように、国境の島を守る自衛隊と手を取り合いながら、笑顔あふれる町政運営をしてもらいたい。