中国海警2隻が領海侵入、今年23回目 沖縄・尖閣沖


国境警報

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で10日、中国海警局の「海警」2隻が、日本の領海に侵入し、操業中の日本漁船に接近した。海上保安庁の巡視船が漁船の安全を確保し、領海から出るよう警告した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は今年23回目。

 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、2隻は「海警2301」「海警6304」で、午前11時55分ごろ、南小島南などで領海に侵入。直後、付近で操業していた日本漁船1隻に接近する動きを見せた。2隻は午後7時現在も領海内にとどまっている。

(沖縄支局)

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 一方、防衛省によると、先週1週間では、5~8日、東シナ海おいて(うち5日は日本海でも)、領空侵犯の恐れがある航空機に対し、航空自衛隊の戦闘機がスクランブルした。

(川瀬裕也)