佐伯浩北大前総長が北海道教育界の未来を語る


アカデミーフォーラム懇談会で講演する佐伯浩・北海道大学前総長=6月27日、札幌市

アカデミーフォーラム懇談会で

 北海道開拓期の札幌農学校を前身にもつ北海道大学。北の最高学府としてその存在価値を示しているが、政府の緊縮財政によって教育研究予算が減額されるなど年々厳しい状況にある。そうした中で「北海道大学における研究の現状と成果の活用」をテーマに前北海道大学総長の佐伯浩氏がこのほど、アカデミーフォーラム懇談会(代表、谷口博北大名誉教授)で講演した。(札幌支局・湯朝 肇)

 「バブル崩壊から今日まで失われた20年で経済界に人材を育てる余裕がない。その分、大学に即戦力となる人材を求めてくるようになった。日本の大学が世界で競争に打ち勝つには何よりもグローバルな感覚や視点が求められる」


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ