弾道弾の開発進める北朝鮮


Charles Krauthammer

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 金正恩氏は1日、「大陸間弾道ロケット(ミサイル、ICBM)試験発射準備が最終段階に達した」と発表したが、そのようなことをしても、問題への対応を先送りするだけであり、いずれ行き詰まってしまう。

 1990年代初め以降、北朝鮮に核開発計画を放棄させるため、あらゆる説得がなされてきた。すべて無残に失敗した。北朝鮮はその代わりに、資金、食料、石油、商用原子炉をもぎ取った。しかし、すべてペテンだった。北朝鮮は決して核を手放さない。核を、体制を維持させるための切り札と考えているからだ。


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