空自の緊急発進年々増加
世日フォーラム沖縄
自民・田村氏が警鐘
本紙の読者でつくる「世日フォーラム沖縄」主催の第38回「沖縄と日本の未来を考える講演会」が26日夕、沖縄県那覇市の沖縄県立博物館・美術館講堂で開催され、自民党政調会調査役の田村重信氏が「安保法制の意義と沖縄の重要性」をテーマに講演した。約100人が参加した。
田村氏はまず、日本を取り巻く軍事情勢の激変を指摘。「南西空域において那覇から(自衛隊機の)緊急発進する回数が年々増加し、今年は9月現在で220回となり、昨年を超える見通しだ」と語った。その上で、先に成立した平和安全法制は「戦争を起こさないための法律だ」とし、抑止力の強化に必要不可欠だと強調した。
続いて元在沖海兵隊政務外交部次長のロバート・エルドリッヂ氏が登壇、「事実でないことを沖縄のメディアが発信してきたが、保守系の人たちは遠慮してきた」とし、保守陣営の奮起を促した。
講演に先立ち、自民党県連の具志幸助幹事長(県議)があいさつした。