ベネズエラ、原油安で窮地に


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色あせる「21世紀型社会主義」

 故チャベス大統領の下で21世紀型の社会主義実現を目指していたベネズエラが、世界的な原油安の流れの中で危機的ともいえる状態に陥っている。(サンパウロ・綾村 悟)

 ベネズエラの故チャベス大統領は、中南米において、キューバの元カストロ国家評議会議長と並ぶ反米主義の首脳として知られていた。チャベス氏は、1999年の初就任後、世界有数の産油国(埋蔵量では世界1位)という立場を利用して貧困層に向けた重点的な社会政策を行い、「チャビスタ」と呼ばれる熱烈な支持層を中心に圧倒的な国内支持率を得てきた。


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