リベラルなレガシーづくりに邁進、任期残り2年のオバマ米大統領
編集局 2014/12/18 北米・中南米 [会員向け]
野党との協調拒否、独断的行動
11月の米中間選挙で与党・民主党が大敗し、有権者はオバマ大統領の政権運営に厳しい審判を下した。だが、オバマ氏が選挙結果を真摯(しんし)に受け止め、リベラル路線からの軌道修正や野党・共和党との協調を模索する気配はない。むしろ、選挙を気にする必要がなくなった今、残り2年の任期で、これまで以上にリベラル路線を推進し、レガシー(遺産)づくりを強行する覚悟を固めているようだ。(ワシントン・早川俊行)
民主党が惨敗を喫した中間選挙から一夜明けた11月5日。ホワイトハウスで記者会見したオバマ氏の表情は、実にすっきりしていた。
...【全文を読む】