道徳教育は教育の根幹 親、学校、地域で連携を
大人社会のモラル低下
高度経済成長を担う人材の量産に努めた戦後社会が求めたのはあらかじめ備わったマニュアルを素早く、正確に理解し、実践できる粒ぞろいの人材だった。それには、画一的な内容を一斉に、かつ大量に教え込む教育システムが有効であった。たしかに日本の戦後発展に貢献した。
しかし、戦後教育は、一番大切とされる、徳育教育が軽視されその結果、個々人の心豊かな人生の構築にも、充実した社会生活の形成にもつながらない中身の乏しい人間を育てたのではなかろうか。
物質的な価値が優先され、社会全体のことよりも個人の利害得失を優先するモラル低下の大人社会を生みだした。
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