天皇杯サッカー、国立競技場がほぼ「満員」
動員制限せず5万7785人が来場、手拍子で熱戦を後押し
19日のサッカー天皇杯全日本選手権決勝、浦和-大分は観客数の上限を設けずに開催され、東京・国立競技場をほぼ埋め尽くす5万7785人が来場した。新型コロナウイルス流行後、国内の主要スポーツ行事では最多。スタンドは浦和の赤と大分の青で染まり、応援で声を出すことは禁止されたものの、ファンは手拍子で熱戦を後押しした。
同じく動員制限がなかった12日の準決勝、川崎-大分(神奈川・等々力陸上競技場)の観戦者1人から新型コロナの変異株「オミクロン株」が検出された。大会を主催する日本サッカー協会は、感染対策の徹底を呼び掛けた上で予定通りにチケットを販売し、17日の時点で完売していた。
来年はプロ野球、Jリーグともに開幕から満員の観客動員を目指している。