甲子園ボウル、関学大が法大を下し4連覇


40点差の快勝で実力示す、BP斎藤がエース格の活躍

甲子園ボウル、関学大が法大を下し4連覇

第4クオーター、TDを決める関学大の斎藤(左)=19日、甲子園球場

 前半はミスも出たが、終わってみれば40点差の快勝。関学大が実力の違いを示した。主将のDL青木は「誰がどう見ても、(関学大)ファイターズが強くて勝てた試合。目標を達成できてうれしい」と充実感を漂わせた。

 今年のチームの正QBを務めるのが2年生で経験が少ない鎌田ということもあり、ともに4年生のRB前田公と斎藤のランを軸に甲子園ボウルまで勝ち上がってきた。この日は、エース前田公が右足首捻挫の影響で本来の実力を出せなかった中、斎藤が2TDと攻撃をけん引してカバーした。

 まずは開始1分27秒。斎藤は「4年間で一番落ち着いてプレーできた」と、味方のブロックをよく見ながら左サイドを突破し、先制のTDランを決めた。その後もスピードのある走りを続け、ランとパスレシーブの合計で172ヤードを獲得する働き。「前田の分も走ったろうと。4年間の集大成として頑張ろうと思った」と振り返った。

 王者がおごらず練習に取り組んできた結果だろう。「優勝した去年と同じになればいいと、(練習の)基準が下がることがある。主将になったときに今年は今年と伝えた」と青木。やり切って4連覇をつかみ取った。