「公的な祈り」に合憲判断、米最高裁


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守られた建国以来の宗教的伝統

 米連邦最高裁判所は今月5日、政教分離問題で重要な司法判断を下した。ニューヨーク州の町議会で行われていたキリスト教の祈りは、国教樹立を禁じた憲法修正第1条に反しないと結論付けた。万一、違憲判断が下されていたら、祈りで議会を開会するという建国以来の宗教的伝統は大きく歪(ゆが)められていた。最高裁判断は5対4の小差で、「公的な祈り」は紙一重で守られた形だ。
(ワシントン・早川俊行)


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