対中抑止で試されるオバマ米大統領の本気度


アジアの同盟国信頼どこまで

 オバマ米大統領による日本など4カ国歴訪は、アジアの同盟・友好国の間で疑念が生じていたオバマ政権への信頼を取り戻すことに主眼が置かれた。沖縄・尖閣諸島を日米安全保障条約の適用範囲だと明言したのもその一環だ。歴訪が中国牽制(けんせい)の強いメッセージになったのは確かだが、レトリックにとどまらず、中国の拡張主義を抑止する「本気度」を具体的に示していくことがカギになる。(ワシントン・早川俊行)

 「言葉だけで行動が伴わない」――。これはオバマ政権の外交政策についてワシントンで定着しつつある評価だ。


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