パンを求めて行進


イエメンの飢え深刻

 内戦が続くアラビア半島最南端のイエメンで21日、「パンを求める抗議」の行進が始まった。出発地点は首都サヌア、到着地点は紅海沿岸の港町ブダイダで、全行程は230㌔。2~3日かけて、到着地点にたどり着くという。欧米のメディアが報じた。

 ブダイダには、同国が輸入する食糧の40%が陸揚げされるが、政府軍と反政府軍間の戦闘が絶えないことから、同港から搬出される食糧は半減。同国を飢餓状態に追い込む一因となっている。
(カイロ 鈴木眞吉)