台日往来過去最高 観光から体験型訪問へ
台湾特集
台日往来数が昨年、460万人を超え過去最高を記録した。旅行者の増加に伴って航空便も増え、今年中に週500便を超えると予想されるなど、台日間の交流は確実に深まっている。
台湾の交通部統計によると、昨年訪日した台湾旅行者は297万人、訪台した日本人旅行者は163万人となり、いずれも過去最高を記録した。
特に台湾の訪日旅行者数は年々高い伸び率を示しており、2012年から14年まで対前年比増減をみると、12年47・5%、13年50・8%、14年28・0%といずれも大幅に伸び、日本人気を反映している。
一方、2005年に訪台した日本人旅行者が100万人を突破してから、その後も台湾を訪れる日本人の数は増加の一途をたどっている。自然と新旧の文化の融合、多彩な食文化、そして何よりも「親日」の雰囲気と穏やかな気候が高く評価されたものだ。
最近は観光地を巡る旅のほかに、各種イベントへの参加も増え、東海岸のタロコ渓谷105㌔㍍を自転車で登るヒルクライムや、鉄道チケットの相互交換などの企画が充実してきており、自分探しの旅など、もう一歩踏み込んだ台湾を楽しむスタイルが定着してきている。







