関係強化図る越比両国


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戦略的パートナーシップ構築へ

 昨年11月、北京で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)で、フィリピンとベトナムの両首脳は両国の「戦略的パートナーシップ」の格上げを討議した。ベトナム戦争当時、フィリピンは南ベトナムに肩入れした経緯だけでなく、両国の領土問題もあって関係は必ずしも深いものではなかった。それが南シナ海のほぼ全域を領海とする中国の力をバックにしたごり押しに遭遇し、両国は関係強化を図り中国の覇権志向に対抗する動きを加速し始めている。(池永達夫)


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