武力衝突に終止符打てる? 比政府とMILF、包括和平に調印


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武装解除に反発し大量離脱も

 3月27日、ミンダナオ島を拠点に武装闘争を続けてきた国内最大のイスラム武装勢力のモロ・イスラム解放戦線(MILF)が、新しい自治政府「バンサモロ」の創設を条件に、武装解除などのフィリピン政府の要求に応じ、包括和平合意文書に調印した。40年以上にわたる武力闘争に終止符が期待されるが、依然として反政府活動を継続するイスラム勢力も存在するほか、和平合意の内容が違憲との指摘もあり、和平の実現はこれからが正念場との見方が根強い。(マニラ・福島純一)


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