中国全人代閉幕 内政の課題山積、環境問題も


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李克強首相 周永康問題などに触れず

 中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は13日、経済・社会分野での構造改革や反腐敗、環境対策、反テロへの強い決意を掲げた政府活動報告を圧倒的な賛成多数で可決し、閉幕した。李克強首相は定例記者会見で周永康前政治局常務委員をめぐる汚職疑惑問題や領土・歴史問題には踏み込まず、山積する国内問題への取り組み実績を強調し、民政重視と大国路線を二大路線にして、国民の不満をいかにそぐかに腐心している。(香港・深川耕治)

 北京で5日に開幕した第12期全人代第2回会議は、1日夜、雲南省昆明での無差別テロがウイグル独立派による組織的犯行として緊張が高まる異様な中でスタートした。


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