五輪ホストタウンに台湾バナナを寄贈
「日台友好は平和の見本」謝長廷代表
台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は18日、五輪の台湾選手団を受け入れるホストタウンの茨城県笠間市と千葉県銚子市を表敬訪問し、給食用の台湾バナナを計800本寄贈した。
台湾ゴルフ選手団を受け入れ予定の茨城県大井川和彦知事は、感謝の意を表した上で、五輪については「台湾の選手を日本に安全に迎えられるよう準備している。ぜひ安心して来てください」と語った。
同代表は、日本政府のワクチン無償提供に触れ、「日本と台湾のいざというときの助け合いは、人類平和の見本である」と謝辞を述べた。
続いて訪れた笠間市の宍戸小学校では、山口伸樹市長と同校6年生が参加する中、台湾バナナ贈呈式が行われた。
児童代表の新田雪月(しんでんゆづき)さんは感謝を述べ、「これをきっかけに台湾のことをもっと知りたいと思った。今はコロナで大変な時期だが、共に乗り越えていきましょう」とあいさつした。児童からはお礼として中国語で書かれた手書きの色紙が贈られた。
式後、同代表は児童らと交流給食で台湾バナナを共に味わった。
女子ハンドボール受け入れ予定だった銚子市での寄贈式で、越川信一市長は「今後も文化・観光・経済などの交流を深めていきたい」と話した。同市はこの日、市内11校の給食で約2千人の児童に、台湾バナナを使用したバナナケーキを提供した。