宮城県白石市の現場振動、東日本大震災と同程度
東北新幹線の車両が脱線、21日まで運転見合わせが決定
JR東日本は18日、福島県沖を震源とする地震で、東北新幹線の車両が脱線した宮城県白石市の現場付近について、振動で構造物がどれだけ動いたかを示す値が東日本大震災と同程度の「約90カイン」だったと明らかにした。
同社では、28カイン以上を目視調査が必要な大規模地震と定義している。東北新幹線の那須塩原-盛岡間の線路では架線の断線が2カ所見つかったほか、電柱が24本、高架橋など土木構造物が20カ所損傷するなどの被害が確認された。
東北新幹線は21日まで同区間の運転見合わせが決まっている。設備点検は週明けごろまでかかる見通しで、21日にその後の計画を改めて公表する方針。