岐阜県、新庁舎前に淡墨桜2世を植樹


国の天然記念物に指定、古田知事「県のシンボルに」

岐阜県、新庁舎前に淡墨桜2世を植樹

新庁舎建設工事に合わせて植樹する淡墨桜=2日、岐阜市

 岐阜県庁前の公園に、国の天然記念物に指定されている「淡墨桜(うすずみざくら)」の2世となる桜の木が植樹された。高さ約10メートルの成木で、2日午前、クレーンでつり上げて植え付けられた。

 成木は、京都の造園家で「桜守(さくらもり)」として知られる佐野藤右衛門さんが約30年前に岐阜を訪れた際に偶然持ち帰った種子から育てたもの。

 植樹に立ち会った佐野さんは「縁のつながりを感じる」と笑顔。古田肇知事は「この桜が岐阜県を見守ってくれる。県のシンボルになれば」と話した。