カーリング女子、歴史を塗り替えて夢の決勝へ


前日敗れた世界王者スイスに勝利、生きた4年前の悔しさ

カーリング女子、歴史を塗り替えて夢の決勝へ

カーリング女子の準決勝でスイスを破り喜ぶ藤沢(左)ら=18日、北京(時事)

カーリング女子、歴史を塗り替えて夢の決勝へ

カーリング女子の準決勝でスイスを破り喜ぶ藤沢(右から2人目)ら=18日、北京(時事)

 日本カーリング界の歴史を再び自分たちで塗り替えた。女子で、ロコ・ソラーレの日本が世界選手権覇者のスイスを破って日本勢初の決勝進出。4人は抱き合って、快挙の味をしみじみとかみしめた。

 17日の1次リーグ最終戦で、スイスに4-8で完敗。この日はスキップ藤沢五月選手のショットがさえ渡った。1点を追う後攻の第5エンドでは相手のミスにも乗じ、最終投で相手の石を二つはじき出して4点を獲得。前日は「私の中で迷いがあって、それが作戦やショットにも影響した」と苦しんでいただけに、司令塔の復調はチームに大きな勇気を与えた。

 2018年の平昌五輪では、日本勢初となる銅メダルを獲得。だが、3位決定戦の翌日、藤沢選手が観客席で決勝戦を見た時、感じたのはメダル獲得の充実感ではなく、悔しさだった。隣にいた吉田知那美選手と「あの場に立ちたかったね」と話した。

 日本に帰ると、カーリング人気は高まり、選手を取り巻く環境は大きく変化していた。それでも「心のどこかで、悔しい思いは忘れちゃいけないなって思いながら過ごしていた」と振り返る。

 新型コロナウイルス下で一時期中断はしたが、毎年のように海外遠征を行い、世界の強豪を相手に腕を磨いてきた。戦う中で「世界一」を目標に掲げてきたが、ついに五輪決勝の夢舞台にたどり着いた。藤沢選手は「やることは変わらず自分たちの試合をチーム全員で、戦い切るだけ」と力強く話した。(時事)