確定申告受け付けが始まる、高橋英樹さんが体験


感染防止のため「e-Tax」活用を、会場へは整理券が必要

確定申告受け付けが始まる、高橋英樹さんが体験

タブレットで確定申告書の作成を体験する俳優の高橋英樹さん(左)と妻の美恵子さん=16日午前、東京都港区の品川税務署(東京国税局提供)

 2021年分の所得税の確定申告受け付けが16日、全国の税務署や特設会場で始まった。自営業者や年収が2000万円を超える会社員、給与以外に20万円超の所得があった人などが対象。

 今年から、マイナンバーカードを用いて電子申告する際、読み取り機器が不要になった。スマートフォンのカメラで源泉徴収票を撮影すると金額などが自動入力される機能も追加された。

 国税庁は「電子申告は年々便利になっている。新型コロナウイルス感染防止のためにも、自宅から『e-Tax』を利用してほしい」と呼び掛けている。

 期限は3月15日。コロナの影響で期限内に申告できない場合は、4月15日まで個別申請できる。

 会場に入るには時間指定の整理券が必要。当日配布のほか、無料通信アプリ「LINE(ライン)」でも入手できる。

 品川税務署(東京都港区)には16日午前、俳優の高橋英樹さん(78)夫妻が訪れ、タブレットで申告書の作成を体験。日頃から「三密」を避けて生活しているといい、「自宅で電子申告できるのは素晴らしいと、やってみてつくづく思った」と話した。