イトーヨーカ堂など措置命令、景品表示法違反で
「イオンの力で浮遊物質を除去」、根拠ないグッズ販売
「イオンの力で浮遊物質を除去」などと根拠のない表示で空気清浄グッズを販売したとして、消費者庁は3日までに、インターネット通販で扱っていたイトーヨーカ堂(東京都千代田区)と製造販売元の大作商事(同)に景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。
消費者庁によると、対象は首から下げる携帯型の「ピュアサプライ」。両社は自社サイトで「マイナスイオンを発生させ、顔周辺の浮遊微粒子を除去できる」とうたっていた。同庁が裏付け資料を求めたところ、実生活空間とは異なる条件で実験したデータが提出され、同庁は「合理的根拠がない」と判断した。