本田望結さん、警視庁で一日通信指令本部長に


「110番の日」で、悩み心配「#9110」との使い分け訴え

本田望結さん、警視庁で一日通信指令本部長に

警視庁の一日通信指令本部長を務め、110番の受理を模擬体験するタレントの本田望結さん=10日午前、東京都千代田区

 「110番の日」の10日、タレントの本田望結さん(17)が警視庁で一日通信指令本部長を務めた。「事件事故は110番、悩み心配は#9110」と適切な使い分けを訴えた。

 本田さんは警察官の制服に身を包み、特殊詐欺の被害に遭った女性からの通報という想定で、110番受理を模擬体験。真剣な表情で「落ち着いて私の質問に答えてください」と声を掛け、被害状況や容疑者の特徴などを聞き取った上で、最寄りの警察署に対し現場に急行するよう無線指令を出した。同庁によると、昨年受理した110番件数は約163万7000件。このうち「体がかゆい」「変な夢を見た」といった不要不急の通報やいたずらが全体の約2割を占めた。