濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が4冠
米アカデミー賞の前哨戦の一つ、全米映画批評家協会賞で
米アカデミー賞の前哨戦の一つ、第56回全米映画批評家協会賞の各賞が8日(日本時間9日)発表され、濱口竜介監督(43)の「ドライブ・マイ・カー」が作品・監督・脚本の各賞に輝いた。主演の西島秀俊さん(50)も主演男優賞に選ばれ、同作が主要部門で4冠を獲得した。
同作は、昨年のカンヌ国際映画祭で濱口監督らが脚本賞を受賞。日本時間10日に発表される米ゴールデン・グローブ賞では非英語映画賞部門にノミネートされ、3月に授賞式が行われる米アカデミー賞でも、国際長編映画賞部門の日本代表作品に選ばれるなど国内外で高い評価を受けている。
「ドライブ・マイ・カー」は、村上春樹さんの同名短編小説が原作。妻を亡くし喪失感にさいなまれる主人公が、ある過去を抱える寡黙な運転手の女性と出会い、自分自身を見詰め直す姿を描く。