専大玉名が1回戦突破、持ち味のFW戦で圧倒
全国高校ラグビー初出場も臆せず、ひたむきに縦突進
創部13年目で初めてたどり着いた花園。専大玉名は臆することなく持ち味のFW戦で実力を発揮した。
プロップ小川は「花園で絶対1勝することを目標にやってきた。成果が出てうれしい」と充実感を漂わせた。
体重110キロの小川を中心にひたむきに縦突進を繰り返し、相手に主導権を渡さなかった。
スクラムでは低くまとまって組み、相手ボールを2度も奪取。後半にはラインアウトからのモールで2本のトライを挙げ、突き放した。竹下監督は「(FWが)思った通りにやってくれた」と褒めた。
チーム全員がトレーナーから食事のアドバイスを受け、体づくりに努めてきた。小川は入学時から体重を約30キロ増やしたという。さらに、学校近くの起伏がある公園で走り込みも重ねた。その成果もあって、体格だけではなく運動量でも若狭東を上回っていた。
2回戦ではAシードの東福岡に挑戦する。小川は「ディフェンスがメインになると思うが、チャンスを物にしていきたい」と誓った。