愛知で「オミクロン株」市中感染を確認
親子の女性2人に感染、年末年始は感染防止対策の徹底を
愛知県は26日、県内の10代と40代の親子の女性2人が、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染したと発表した。海外渡航歴はなく、市中感染とみられる。市中感染が確認されたのは、大阪、京都、東京、福岡に続き、5都府県に広がった。
愛知県によると、2人はいずれも軽症で、医療機関に入院している。10代女性はワクチンを接種していなかったという。同居の家族1人も発熱し、新型コロナ陽性が判明しており、オミクロン株かどうか全遺伝情報(ゲノム)解析を進めている。
大村秀章知事は記者会見し、「年末年始は人が動く時期なので、感染防止対策の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。
また、大阪府でも新たに3人のオミクロン株の市中感染が判明した。60代女性と20代の男子学生2人で、いずれも軽症。府は男子学生が通う学校を休校とし、学生らにPCR検査を実施する。