鈴木淳さんが死去、「小指の想い出」を作曲
享年87、「なみだ恋」をはじめ八代亜紀さんに楽曲提供
伊東ゆかりさんのヒット曲「小指の想(おも)い出」などで知られる作曲家の鈴木淳(すずき・じゅん、本名藤田順二郎=ふじた・じゅんじろう)さんが9日午前1時ごろ、虚血性心不全のため東京都内の自宅で死去した。87歳だった。山口県出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻で作詞家の悠木圭子(ゆうき・けいこ)さん。
早稲田大卒業後、雑誌編集者や高校教諭などを経て作曲家になり、1967年の「小指の想い出」が大ヒット。悠木さんと共作したヒット曲「なみだ恋」をはじめ、八代亜紀さんに多くの楽曲を提供した。
他の代表曲に、小川知子さんの「初恋のひと」やちあきなおみさんの「四つのお願い」など。2005年に旭日小綬章を受章。