全国初「ワーケーション専用新幹線」が登場


山形県がJR東日本と共同で実証実験、足湯や演奏会も

全国初「ワーケーション専用新幹線」が登場

とれいゆつばさと出迎える職員ら=3日、山形駅

 山形県はJR東日本と共同で、車内でくつろぎながら仕事ができる新幹線版「ワーケーション」の実証実験を行った。2022年3月に引退するリゾート新幹線「とれいゆつばさ」の上野-新庄駅間の片道1便で、87人が乗車し、車窓の景色を楽しみつつ、仕事もこなす体験を味わった。

 車内では、備え付けの足湯が利用でき、参加者向けに電子ピアノによるジャズの演奏会も開かれた。参加した埼玉県朝霞市在住の20代女性は「机が大きいので、ゆったりと仕事ができた。足湯も楽しめた」と笑顔で話した。