陸上の不破聖衣来、日本歴代2位の快記録
女子1万メートル、世界選手権の参加標準記録を悠々突破
陸上の関西実業団ディスタンストライアルin京都が11日、たけびしスタジアム京都で行われ、女子1万メートルで18歳の不破聖衣来(拓大)が日本歴代2位の30分45秒21をマークした。新谷仁美(積水化学)が昨年12月に出した日本記録の30分20秒44に続く好タイム。来夏の世界選手権(米オレゴン州ユージン)参加標準記録(31分25秒00)を悠々と突破した。
トラックの1万メートルに初めて挑んだ不破は、序盤から独走。最後までペースを落とさず、日本女子4人目の30分台を記録した。「うれしかったし、びっくりした」と笑顔。2024年パリ五輪に向けて「今まで出たいと思っていたが、遠く感じていた。30分台を出せたことを自信にして、確実に五輪を目指していきたい」と意欲を示した。
群馬・高崎健康福祉大高崎高から今春、拓大に入学。9月に日本学生対校選手権の5000メートルを制し、10月の全日本大学女子駅伝でエース区間の5区(9・2キロ)で従来の区間記録を大幅に更新。急成長を続けている。