「変わり羽子板」岸田首相や大谷選手らお目見え
老舗人形店「久月」本社で披露、コロナ禍改善の願い込める
今年明るい話題を提供した人物を題材にした、年末恒例の「変わり羽子板」が7日、東京都台東区の老舗人形店「久月」本社で披露された。今年の顔に選ばれたのは第100代内閣総理大臣に就任した岸田文雄首相や、大リーグ・エンゼルスで投打にわたる「二刀流」で活躍した大谷翔平選手など13人。
このほか、ノーベル物理学賞を受賞した米プリンストン大の真鍋淑郎さんや、新型コロナウイルス禍の中開催された東京五輪・パラリンピックからは、きょうだいで五輪柔道史上初の同日金メダルを獲得した阿部一二三、詩両選手らが登場した。
同社の横山久俊社長(39)は「(跳ね返すということで)羽子板はもともと魔除けの意味合いがある。コロナ禍で大変ではあるが、これから改善されていくように例年に増して願いを込めた」と語った。
変わり羽子板の発表は今年で36回目。8日まで本社で公開した後、全国の百貨店などで展示される。