作家35人が「寅」を表現、秋田市で展示会


「十二支館 宇宙フェスタ」開催、にぎわい交流館 AUで

作家35人が「寅」を表現、秋田市で展示会

秋田市のエリアなかいち・にぎわい交流館 AU (あう)で開かれている「第3回十二支館 宇宙フェスタ」(伊藤志郎撮影)

 来年の干支である「寅」をテーマに「第3回十二支館 宇宙フェスタ」(主催・同実行委員会)が秋田市のエリアなかいち・にぎわい交流館 AU (あう)で5日まで開かれている。プロ・アマを問わず35人の作家が絵画、漆、七宝、ポスター、写真、Tシャツ、映像など「失われつつある手仕事の魅力」とともに伝統工芸や美術の枠にとらわれない、深堀りした発想で約50点を制作した。

 世話人の杉山ハヤトさんは土鈴制作の技術で鶴亀松なども配置したおめでたい「蓬莱の松」を、小寺正さんは黄赤青など色とりどりの「トラだるま(ファミリー)」を前に製作実演を行っていた。主催者は「寅年は陽ですから動きがやっと形となって現れます。植物の成長に例えれば、凍った土が溶け始め、草木の新芽が陽春を待ちわびて顔を出そうとしている時期で、勢いのある年です」と説明する。