クリスマス商戦本格化、おもちゃもウィズコロナ


マスクをデコレーション、巣ごもり需要で売り上げは好調

クリスマス商戦本格化、おもちゃもウィズコロナ

セガトイズの「マスクにプリント!マスクック」=2日午後、東京都港区

 クリスマス商戦を控え、玩具メーカー各社が2日、おすすめ商品の報道陣向け展示会を東京都内で開催した。マスクをデコレーションするものや、外出自粛でなまりがちな体を動かすきっかけになる商品など、コロナ下の生活を意識したおもちゃが目立つ。

 セガトイズの「マスクにプリント!マスクック」(3520円)は、不織布マスクにキャラクターや文字の転写シールをこすってプリントする。耳ひもを飾ることもでき、担当者は「少しでもマスク生活を楽しんでほしい」と話す。

 バンダイは歩数や心拍数などを計測する腕時計型玩具「バイタルブレス キャラクターズ」(6490円)を公開した。運動量に応じてウルトラマンなどのキャラクターが成長・進化する仕組みで、運動不足に悩む大人もターゲットにしている。

 タカラトミーの「リカちゃん」シリーズの新商品「もくもくジュージュー にぎやかバーベキュー」(6578円)は、リカちゃんと家族のキャンプごっこを楽しめる。水を注ぐと超音波で発生する蒸気がコンロの煙のように見え、「自宅でアウトドア気分が味わえる」(担当者)とアピールする。

 日本玩具協会によると、コロナ流行に伴う「巣ごもり需要」で、定番のボードゲームをはじめ、玩具売上高は好調に推移している。