能楽大鼓方で人間国宝の柿原崇志さん死去、80歳


故安福春雄に入門、曲を的確に表現し後進の育成にも尽力

能楽大鼓方で人間国宝の柿原崇志さん死去、80歳

柿原崇志さん

 柿原 崇志さん(かきはら・たかし、能楽大鼓方高安流、人間国宝)17日午後7時57分、脳出血のため東京都内の病院で死去、80歳。福岡県出身。葬儀は近親者で行った。喪主は長男弘和(ひろかず)さん。後日、お別れの会を開く予定。

 大鼓方の父、柿原繁蔵の指導を受けて初舞台を踏み、その後、人間国宝の故安福春雄に内弟子として入門。曲を的確に表現し、後進の育成にも努めたことで、18年に人間国宝に認定された。