JR西が開発、自動スロープで車椅子乗降を補助


国内初、ホームの隙間を解消、数年後の実用化を目指す

JR西が開発、自動スロープで車椅子乗降を補助

JR西日本が開発した駅ホームと列車ドアの隙間、段差を解消する自動スロープ(同社提供)

 JR西日本は17日、列車到着時に駅ホームから自動で張り出したスロープにより、車椅子の乗降を補助する装置を開発したと発表した。同社によると、ホームと列車ドアの隙間、段差を同時に解消する装置の開発は国内で初めて。来年2月まで検証試験を続けて数年後の実用化を目指すという。

 スロープはステンレス製で、長さ約3・6メートル、幅約1・5メートル。駅内のセンサーが列車の停止を検知すると、ホーム端に設置したスロープがドア位置などを把握して自動で張り出す。張り出しに要する時間は約5秒で、運行ダイヤへの影響はないという。隙間は約30センチ、段差は約10センチまで対応できる。

 21日からゆめ咲線桜島駅(大阪市此花区)で検証を始め、利便性や動作の安定性を確認する。JR西の長谷川一明社長は記者会見で、「現在は事前連絡を受けて駅員が対応しており、自由な移動にバリアーがある。ストレスや制約が少なく利用いただけるのがあるべき社会だと思う」と述べた。