全国町村会、創立100周年で記念式典を開催


「地域発展に全力」宣言を採択、「希望を持って承継を」

全国町村会、創立100周年で記念式典を開催

全国町村会創立100周年記念式典であいさつする荒木泰臣会長(中央、熊本県嘉島町長)=17日午前、東京都千代田区

 全国町村会(会長・荒木泰臣熊本県嘉島町長)は17日、創立100周年を記念し、東京都内のホテルで式典を開いた。地域の発展に全力を尽くすことを誓う「100周年宣言」を採択。約200人が参加し、インターネットによるライブ中継も行った。

 荒木会長は「先人たちが幾多の試練を乗り越えてきた事績の上に町村がある」と強調。参加者に「希望を持って子や孫の世代に継承できる地域づくりに、全力で取り組んでいこうではありませんか」と呼び掛けた。

 同会は1921(大正10)年2月に「全国町村長会」として設立。47年8月、現在の名称に改めた。町村数は2021年4月1日時点で926。式典は当初、2月の開催を計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期した。