第34回東京国際映画祭が閉幕、2.9万人を動員
コンペ部門の東京グランプリに「ヴェラは海の夢を見る」
第34回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが8日、東京・日比谷で行われ、コンペティション部門の最高賞の東京グランプリに、コソボなどの合作映画「ヴェラは海の夢を見る」(カルトリナ・クラスニチ監督)が選ばれた。一般客の投票で選ばれる観客賞は、日本の「ちょっと思い出しただけ」(松居大悟監督)が受賞した。
コンペ部門の審査委員長を務めたフランスの俳優、イザベル・ユペールさんは記者会見で「映画というのは常に“旅”。期待以上のセレクションで、素晴らしい“旅”をさせていただいた」と振り返った。
同映画祭は10月30日~11月8日の10日間、日比谷・有楽町・銀座地区で開催。期間中には126本の映画が上映され、動員数は約2万9000人(速報値)だった。