体操女子の村上茉愛、日体大コーチに就任
引退会見「選手にメダルを取った喜びを」、若い世代に期待
体操女子の東京五輪銅メダリスト、村上茉愛(25)=日体ク=が8日、横浜市の日体大健志台キャンパスで引退会見に臨んだ。10月に意向を表明しており、今後は日体大体操部のコーチとして後進の指導に当たる。既にコーチ登録され、「体操部で指導をしながら、いずれは日本代表に関わりたい。同じようにメダルを取った喜びを味わってほしい」と意欲を語った。
村上は東京五輪種目別ゆかで3位となり、日本女子として57年ぶりにメダルを獲得。10月の世界選手権(北九州市)では現役最後の演技となったゆかで金メダルに輝き、「大勢の観客に見送られて本当に幸せだった」と振り返った。
日本代表はエースが抜けることになり、今後を引っ張る若い世代に向けて「(五輪などで)いつも決勝に残る選手が出て、メダルを取り続けるようになってほしい」と期待を寄せた。