スポーツクライミングの野中、野口さんを表彰
東京五輪で銀と銅を獲得、協会が表彰式、報奨金を授与
日本山岳・スポーツクライミング協会は5日、五輪で初めてスポーツクライミングが実施された東京大会の表彰式を都内で開き、女子で銀メダルの野中生萌(XFLAG)に報奨金200万円、銅の野口啓代さんに100万円を授与した。
野中は「改めて、ほっとした気持ちとうれしい気持ちでいっぱい」と喜びを口にした。五輪後はリフレッシュも兼ねて2カ月間、フランスの岩を登っていたという。3年後のパリ五輪を見据え、「次も(メダルを)取りたい」と意欲を語った。
東京五輪限りで引退した32歳の野口さんは、メディア出演などを通じて競技の普及活動に尽力している。今後に向け、「もう少し落ち着いたら、五輪を目指す選手の指導や大会の開催などをしていきたい」と話した。