羽生結弦が右足首のけがのためNHK杯欠場
世界初のクワッドアクセル成功が目標、「早く氷上に」
日本スケート連盟は4日、フィギュア男子で五輪連覇の羽生結弦(26)=ANA=が、右足首のけがのためグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯(12~13日、東京・国立代々木競技場)を欠場すると発表した。同箇所の関節靱帯(じんたい)を損傷した。けがの程度や全治期間は明らかにしていない。北京五輪が控える今季は世界初のクワッドアクセル(4回転半)成功を最大の目標に掲げ、NHK杯は初戦となる予定だった。
羽生は連盟を通じ「たった一度の転倒でけがをしてしまい、とても悔しく思っている。少しでも早く氷上に立つことを目指し、競技レベルに戻るまでの期間をなるべく短くできるように、努力していく」とコメント。GPシリーズは第6戦のロシア杯(26~27日、ソチ)にもエントリーしているが、上位6人による12月のファイナル(大阪)出場は絶望的になった。
羽生にとって右足首はこれまでも負傷してきた箇所。平昌五輪シーズンでは2017年11月のNHK杯直前に痛め、翌シーズンはGPファイナル欠場の要因となった。