スキー・ジャンプの小林陵侑「五輪楽しみ」


スキー、スノボ有力選手会見、「ぶっつけ本番はわくわく」

スキー・ジャンプの小林陵侑「五輪楽しみ」

オンラインで記者会見に参加した戸塚優斗(画面左上)らと記念撮影に応じる小林陵侑(左)=2日午後、東京都渋谷区

 スキー、スノーボードの本格的なシーズン開幕を控え、全日本スキー連盟ナショナルチームの有力選手が2日、東京都内で記者会見に臨み、ノルディックスキー・ジャンプ男子の小林陵侑(土屋ホーム)らが来年2月の北京五輪への意気込みを述べた。

 小林陵はワールドカップ(W杯)で昨季3勝を挙げ、通算19勝で日本男子最多に。今季もサマーグランプリから好調を持続しており、「W杯も楽しみだけど、特に北京五輪も楽しみ」と冬を心待ちにした。

 ノルディック複合男子の渡部暁斗(北野建設)やスノーボード女子の鬼塚雅(星野リゾート)らはオンラインで参加。自身2度目の五輪でメダルを目指す鬼塚は「コンディションはいいので、このまま調整していきたい」と語った。

 本番前に五輪会場でテスト大会などを経験できない競技も多いが、過去4度五輪に出た渡部暁は「経験上プレ大会は当てにならないことが多い。ぶっつけ本番は逆にわくわくする」。フリースタイルスキー・モーグル男子の堀島行真(トヨタ自動車)は「少し不安だったけど、先輩方の話を聞いて、あまり考えなくていいということが分かった」と参考にしていた。

 連盟の中村実彦競技本部長は「前回の平昌五輪(の4個)を超える数のメダルを取りたい」と目標を掲げた。