在日活動家団体が交流会、香港の現状知って!
東京・飯田橋で開催、弾圧の実態や一般市民の生活など紹介
「国家安全維持法」下の香港の現状を知ってもらおうと、「国家安全法下 死んだ香港―未来はあるか?」をテーマに31日、東京・飯田橋で、在日香港人と日本人の交流会が開かれた。主催は香港の自由と民主主義を守る活動を行っている「Stand with HK@JPN」で、約50人が参加した。
セミナーでは、香港における民主化活動家に対する弾圧実態や一般市民の生活など、多岐にわたる内容が紹介された。その後、香港人1人と日本人6人でグループをつくり交流会が行われた。
日本人が「なぜ危険を冒して活動を行うのか」と問い掛けると、「香港人としての責任がある」などと、活動家は悲壮な覚悟を語った。12月に香港に帰国予定の女性は「携帯を持って帰ると、記録が残っていて捕まる危険性がある。持って帰ることができない」と、表情を暗くした。