東京・丸の内で「近代遺産 フォーラム2021」


紹介パネルや実物資料を展示、トークセッションも開催

東京・丸の内で「近代遺産 フォーラム2021」

「近代遺産 フォーラム2021」で展示されている旧諸戸家住宅(現・六華苑)で来客用に使った「丸テーブル」(中央)=14日、東京・丸の内

 日本の近代化に貢献した建造物の魅力を伝えようと、「近代遺産 フォーラム2021」が14日、東京・丸の内のイベント会場で始まった。全国近代化遺産活用連絡協議会などが主催。
 
 会場には全国で公開中の近代遺産を紹介するパネルや、三重県桑名市にある旧諸戸家住宅(現・六華苑)で来客用に使った「丸テーブル」などの実物資料が展示された。16、17の両日には人々の豊かな生活を支えてきた「水道」「鉄道」「鉱山」を主題にしたトークセッションが行われる。近代遺産の見方や楽しみ方を知ることができる。

 フォーラムの担当者は「あまり歴史では語られないが、幕末から第2次世界大戦までの間に日本と西洋の伝統や様式を融合した歴史的、技術的、芸術的な価値を有する建造物が多くある。それを知ってほしい」と期待を込めて話した。入場無料、17日まで。