福井で発見、ゴキブリ類の羽化石を新種と特定
勝山市北谷町で、1億2千万年前の前期白亜紀の地層から
福井県立恐竜博物館や九州大などの研究チームは27日、福井県勝山市北谷町の前期白亜紀(約1億2000万年前)の地層から見つかったゴキブリ類の羽化石3種について、新種と特定したと発表した。
研究チームによると、日本の前期白亜紀の地層からゴキブリ類の化石が発見されたのは3例目だが、新種は初めてという。新種とされた3種の羽の長さは約6~10ミリ。ゴキブリ本体の全長は約1~1・4センチと推定され、「ペトロプテリクス・フクイエンシス」などと命名された。
同博物館の湯川弘一研究員は「今回、種を特定できなかったものについても研究を続けていきたい」と話した。