来年1月実施される共通テストの出願が開始
東京都目黒区の大学入試センターで、出願は来月7日まで
来年1月15、16日に実施される大学入学共通テストの出願受け付けが27日、東京都目黒区の大学入試センターで始まった。共通テストはセンター試験の後継として今年からスタート。2回目となる来年も新型コロナウイルス対策を講じた上で実施される。
出願は10月7日までで、受け付けは郵送のみ。センターの職員は志願票などが入った封筒を開封し、記入漏れがないか確認していた。
入試センターによると、共通テストを利用する大学・短大は、今年と同程度の865校となる見通し。今年1月の共通テスト志願者数は約53万5000人だった。
受験生にはマスク着用を義務付け、自宅での検温や手指消毒といった感染症対策を求める。体調不良などで受験できなかった場合の追試験を2週間後の来年1月29、30日に設定し、全ての都道府県に会場を置く。
文部科学省は全国の自治体に対し、受験を控えた高校3年生などが早期にワクチンを接種できるよう、配慮を求める通知を出している。ただ、共通テストでは接種を受験の要件とはせず、各大学の個別入試でも要件としないよう求めている。
共通テストはセンター試験よりも思考力や判断力を問う内容となっている。国公立大のほか、私立大の入試にも活用される。